ちゃぶ台の上の小さな旅

A small trip on a small table in a small house on a small island in Japan

【山形】マルヒラ うまいたれ

マルヒラ 濃厚調味料 うまいたれ
製造者  株式会社 平山孫兵衞商店(山形県米沢市)

山形県米沢市の醤油といえばマルヒラ・平山孫兵衞商店さん。
中でもこの「うまいたれ」は使い勝手がよく味もよいので重宝しています。
(2024-01-23 開封)



そばのかけつゆに。
山形県寒河江市の「さがえそば」です。


板そばにしたら合いそうな太くて噛み応えのあるそばでした。


続いて麦切りうどん。


山形県、特に庄内地方では、細切りの麺を「麦切り」と呼ぶようです。


お隣り、宮城県の白石温麺(しろいしうーめん)。


とろみをつけて「おくずかけ」風にしました。


さらに、東日本式の豚肉を使った肉そば。


かき揚げそば。

マルヒラ「うまいたれ」だけで味がビシっと決まります。


他にも、仙台麸を使った肉じゃが風。


仙台麸とは
あぶら麸とも言い、油で揚げた麸です。
宮城県登米市の山形屋商店さんの製品が著名で、肉じゃが風や親子丼風に調理するとたいへん美味なものです。


沖縄県の石垣島ラー油と組み合わせて餃子のたれにも。


さらに、お寿司のつけ醤油としても。

東北地方の食文化として、用途に応じて醤油を使い分けるのではなく、一本の醤油(または醤油加工品)ですべてを賄う傾向があるように思います。


そのためでしょうか、醤油や醤油加工品の味が最適解に調整され、万能選手として活躍できるようになっていると感じます。


もちろん悪い意味で言っているのではありません。
尊重すべき地域の食文化、好み、食習慣です。


ぶり大根も「うまいたれ」で煮込んでみました。美味です。


アミノ酸液等を添加して旨味を補強した醤油、
糖類を加えて甘くした醤油、
それらを好む地方がある一方で、良しとしない地方もあります。


旨味や甘味を添加しない本醸造の醤油が上等で、それらを添加した混合醸造が低級品だという論調を見たことがありますが、私はその考えに賛同しません。


それが地域ごとに異なる地元の味であり、私はその違いを楽しんでいるのです。


2008年5月当時の我が家の冷蔵庫
左が「うまいたれ」、右は熊本県宇土市の甘口醤油「マルヤうまくち」です。
昔からずっと旅の土産には地元の調味料。

伊豆大島の大島牛乳も濃くておいしいですよ。


2002-11-17  陸羽東線  快速・石巻行き車内
友人との東北旅行の際に宿泊した米沢で「うまいたれ」をゲットし、汽車の中で広げて悦に入っていました。


2002-11-16  米沢駅  キハ52
新潟県から米坂線に乗って米沢にたどり着いたところです。
当時はこんな古い気動車が現役で走っていました。


2023-10-14  山形新幹線の車内から見た米沢駅改札口
下車して「牛肉どまん中」を買いたい衝動に駆られました。


マルヒラさんのラインナップは他にも。
いずれも2001年頃に米沢で買ったものです。
ボトルから剥がしたラベルの画像が残っていました。


むささきのつゆ  味まるひら


マルヒラ醬油  上級


マルヒラ醬油  別上

日本中のご当地醤油が大好物です。


ちょっと話が長くなりましたね。
大変失礼いたしました。

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